地域貢献・交流の一環として、キッズ・プラザ江古田での健康講座の開催、地域行事への参加などを行っております。

2020年の記録

2020年10月14日 上鷺宮まちなかサロン「コロナに負けない体力づくり」

講師:薬局 渡辺理恵

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「コロナに負けない体力づくり」というお題でお話ししてきました。

会場に到着すると、コロナのため休止していた活動の再開初日だそうで、係の方々がアクリル板を設置していました。定員は12名、入口で検温、手指消毒の確認が行われていました。

新型コロナウイルスの流行は当分続くことが予想されます。
「コロナウイルスの特徴をよく知って過剰でなく、疲弊しない、持続可能な感染予防を講じること」
「コロナに負けない体力づくり」
この2本立てでコロナ危機を乗り切ってもらうことが講座の目的です。

新型コロナウイルスは、免疫力のある人は季節性インフルエンザより軽症ですみます。軽症者が多いこと、症状が出る前から感染力があることで感染が拡大します。絶対に感染者を出さないということは難しいかもしれません。医療現場と違い通常の社会生活では感染対策の目的は、医療を崩壊させないように流行のスピードを遅らせること、重篤化リスクの高い人にうつさないことです。

感染症は、感染源と感染経路、感受性のある宿主の3要素が揃うと成立します。

感染源=感染した人と、ある程度濃厚に接触しない限り感染しません。ただし誰が感染しているか見分けがつきづらいところが問題なのです。PCR検査といってもその時限りの判定です。かといって誰をも同じようにコロナ感染者と見做すことはやり過ぎでしょう。感染のチャンスがあったかどうかという行動歴・接触歴が大いに関わっているからです。

行動範囲が限られている家族にまで厳密に対策を講じることはありません。行動歴・接触歴の不明な不特定多数の者が集まる場ではしっかり感染対策を講じなくてはなりません。

もし感染者が同室内にいたとしても、感染経路を断てば感染は成立しません。感染経路を断つこと、それが感染対策です。飛沫感染・エアゾル感染を防ぐため、マスク着用は有効です。また、人の集まる会場はできるだけ換気を行い密にならない工夫が必要です。アクリル板はダイレクトに飛沫から感染するのを防ぐことはできますが、空気中を漂うエアゾル感染を防ぐためには換気が重要です。過密にならなければ屋外での感染リスクは低いでしょう。

手に付いたウイルスが粘膜から侵入することで感染します。この接触感染対策として、環境の消毒、手指の消毒が有効です。マスク着用と手洗いの徹底でインフルエンザの発生も少なくなっているようです。

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ウイルスが体内に侵入しても免疫力が高ければ発症しません。免疫は自然免疫と獲得免疫が協力しあう複雑なしくみで成り立っています。もしかしたらコロナウイルスは、はしかなどと違い抗体が作られても長続きしないものの、自然免疫で対応できる弱い敵なのかもしれません。

免疫力は最強の抗ウイルス剤です。免疫力の向上は他の感染症やがんの予防にも通じます。1日3回のバランスのとれた食事、適度な運動、快適な睡眠、笑いは免疫を向上させます。反対に、ストレスは免疫力を低下させます。

感染対策を講じつつも過度に自粛してうつうつすることなく、こうした集まりに参加してストレスを解消しましょう。会場からの質問もあり、楽しい時間を過ごせました。


2020年7月10日・16日 若宮高齢者会館熱中症ミニミニ講座「新型コロナウイルス時代の熱中症対策」

講師:薬局 渡辺理恵

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マスク着用と密接を避けての講座

新型コロナ対策に追われる今年こそ熱中症対策を!

・熱中症で発熱した患者は、強いだるさや高熱など新型コロナウイルス患者と症状が共通していて区別しづらいのです。
・そのため、熱中症疑いで搬送された患者のうちコロナ感染が疑わしい患者には検査が必要となり時間を要し、熱中症の対応もコロナ患者の対応も遅れてしまいます。
・新型コロナウイルスの患者も多い中、熱中症で例年通りの数の患者が搬送されると医療崩壊を招きかねません。
・コロナウイルス時代には特に熱中症の予防が重要となるのです。

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1 快適に過ごそう
・室温は冷房で管理しつつ、換気を行いましょう。
・不特定多数が集まる場所では特に換気が必要ですが、家庭内では室温管理を優先しましょう。
・マスク着用は呼吸数・心拍数・体温・体感温度を上昇させるので要注意です。屋外で人と2m以上を確保できる場合はマスクを外しましょう。

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2 脱水を予防しよう
・1日に必要な飲み物は1.2リットル。喉の渇きを感じづらくなっています。喉が渇いたらではなく、時間を決めてちょこちょこ水分補給がおすすめ。起床時、朝昼夕食時、おやつタイム2回、入浴後、就寝時を目安に。
・水分だけの摂取は危険、脱水の症状があったら水分・電解質を速やかに補給しましょう。
・大量に汗をかいて脱水の危険があるときは市販の経口補水液をゆっくり飲みましょう。
・飲めないほどひどい場合はすぐに病院で輸液を受けましょう。

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3 暑さに負けない体力づくり
・運動不足で暑さに耐えられないのは熱中症のリスクとなります。 自宅でもラジオ体操をしたり、人ごみを避けて散歩をしましょう。
・熱中症に負けない体力をつくるには、適度な運動、バランスのよい3度の食事、快適な睡眠が大切です。
・暑さに負けない体力づくりは、免疫力を高め、新型コロナウイルス感染予防にもつながります!

外出を自粛しつつも、家族や友人と電話などでこまめに元気を確認しあうことも大切です。


2020年6月1日 紙上地域健康講座

「新型コロナウィルス 『新たな生活様式』の“常時マスク着用”で注意したい皮膚のトラブルと予防法」

講師:楠 俊雄先生

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地域の皆様と近況を話し合いながらの健康教室、早く再開して皆さんにお会いしたいのですが、気を緩めないでもう少し我慢しましょう。という訳で、今回は当院の皮膚科協力医である楠俊雄先生から、常時マスク着用の時代に注意していただきたい皮膚の健康について、紙上ミニ講義をしていただきます。同じ内容が時事通信配信でYahooニュースに紹介されました。

楠 俊雄先生
水虫を初めとする皮膚感染症や爪の病気に対し日本トップクラスの実績を誇る専門医。日本医科大学客員教授、東京都皮膚科医会会長、日本臨床皮膚科医会副会長等を歴任。中野区「哲学堂くすのき皮膚科」前院長(時事メディカル)

◆炎症と細菌感染
マスクの内側は呼吸の呼気や発熱で温度が上がり、湿度は高くなります。しかも常に不織布やガーゼによる摩擦も加わるので、屋外での作業の多い人などは皮膚への負担はそれなりに生じます。蒸れと摩擦が皮膚に引き起こすのは、大きく分けて炎症と細菌の感染です。炎症は皮膚が刺激されることで起き、細菌感染は皮膚表面の防御機能が損なわれて黄色ブドウ球菌などが繁殖して起こります。

予防のためには皮膚表面とマスクを清潔に保ち、摩擦によって失われる皮脂成分などを補充すること。特に摩擦が大きくなるマスクの縁に接する部分のスキンケアは大切! 忘れないようにしてください。

◆外出から帰宅したら
1) 手洗いと同時に、マスクを外し顔も洗ってほしい。
2) 頻繁に手を洗うため、手荒れを起こしている人も多い。必ずハンドクリームを塗ること。
3) マスクはこまめに交換するか、少なくとも一日使用したら洗う必要がある。

◆女性の場合は →化粧にも注意
1) マスク着用部位に赤い発疹やかゆみなどの自覚症状が出てきたら、炎症や細菌感染を疑いたい。
2) どちらも見た目では区別がつきにくいので、皮膚科医の診断を受けるのが安全。

◆効果が正反対の二つの薬
炎症であればステロイド軟膏、細菌感染であれば抗菌薬を使うことになります。この二つの薬は効果が正反対なので、素人判断は症状を悪化させてしまいます。

◆脱水、熱中症のリスク
暑い中でマスクを長時間着用していると、脱水などによる熱中症のリスクが生じます。その意味でも安全な場所で定期的に外して、水分補給と手洗い、可能であれば洗顔も心掛けてほしいものです。

ムシムシあつあつシーズンの到来です。皆さま、正しい知識でコロナに打ち克ちましょう!!


2020年2月26日 地域健康講座 江古田でイキイキ知っトク講座第6回「薬との上手なつきあい方」

講師:薬局 渡辺理恵

新型コロナウイルスの影響で多くのイベント・講座が中止になる中で、参加者の要望もあり、こぢんまりとした集まりだから開催しましょうということになって江古⽥区⺠活動センターに出掛けて行きました。

薬の害が叫ばれていますが、高齢になって薬がまったく必要ない方は少ないでしょう。そこで薬を必要最低限に、うまく使っていくためにお役に立てれば、と話をしてきました。

偽薬効果、後発品、大量残薬、ポリファーマシー、処方カスケードといった事について説明し、なぜ高齢になると薬の害が増えるのか、どうすれば薬を減らせるのかをお話ししました。

参加者の方からは「薬の副作用で筋肉が壊れた」といった体験談や、医師が後発品を出さないのはなぜかといった質問がありました。

後日送られてきた参加者のアンケートには、薬について知らないことがわかった、薬を5剤に減らしたら⺟が元気になった、もっと減薬の話を続けてほしい、などの感想があり、今後もこういった活動を続けていく励みになりました。

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2020年1月17日 地域健康講座「『引き算』で考える認知症ケア ~本当のやさしさとは~」

講師:右馬埜節子先生

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令和2年第1回の地域健康講座の講師は右馬埜節子先生。「認知症のパッと笑顔になる言葉かけ」「認知症の人がスッと落ち着く言葉かけ」(講談社刊)で有名な認知症専門相談員の先生です。とっても楽しく大笑いしながら、それでいてとっても学ぶことの多い、是非皆さんに聞いて欲しかったお話でした。それでは、さわりだけ紹介します。

★認知症の人は不安の塊
自分が誰だか、どこにいるのか分からなくなり混乱します。不安が高じて暴力に発展することもあり、家族は疲弊していきます。もうあの「やさしい関係」には戻れないのでしょうか。

★認知症と「引き算」の関係
私たちは体験したことを知識として体の中に積み上げていきます。この蓄積を「足し算」と考えます。しかし脳の病気で積み上げた知識がこぼれることがあります。これを「引き算」と考えます。すなわち「認知症」。

★認知症は「つもり病」
認知症は忘れる病気とはいえ全てを忘れるわけではありません。こだわりだけが断片的に残り「都合のいい自分」に落ち着くことがあります。これが「つもり病」。むかし経験した「生きざま」の中でつもりになっていきます。間違いを正したり、説得せず、そこに付き合うことが本当のやさしさ。「引き算ケア」の基本です。

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「ねえ、わかるでしょ! わかるわよね!」「さっき教えたでしょ!」といった“説得”は「ザルに水」の空しい作業です。そして実はプライドを傷つけ怒らせてしまっている、自信を無くさせてしまうことでもあります。

ウソも方便。いままさに直面している問題を、その方の現役時代のひそかな自慢のタネをくすぐりながら見事解決に繋がった例が沢山あります。

「引き算」は万能ではありません。 しかし、看る人と看られる人を優しい関係にしてくれます。


2019年の記録

2019年12月7日 地域健康講座「タッチケア体験講座」

講師:渡辺幸康先生

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講師は医療法人社団愛誠会のがたクリニックの渡辺幸康院長先生。

タッチケアは昔からありながら最近そのすばらしい効果が脚光を浴び、NHK朝のニュースでも取り上げられた古くて新しい健康法です。

渡辺先生この日は体を動かしやすいポロシャツ姿に両手が自由に使えるワイヤレスマイクで登場、タッチケアのメカニズムと魅力の紹介に続いて早速参加者の皆さんとエクササイズを開始。両手を何回もこすり合わせると手のひらが温かくなってきます。

そうして始まったタッチケア練習、実践なさっている渡辺先生の奥様も協力参加され、肩に両手を乗せてもらったひとは一様に「肩に温かさが伝わりとても軽くなった。楽になった」と大感激。 “病は気から”とはよく言いますが、“気”は実際に有るのだと20名の参加者が実感できた大変貴重な幸せ体感講座でした。


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先ずはタッチケアの不思議な効力から説明
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基本は、両手を擦り合わせで手のひらを温めます
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からだを伸ばしてリラックスさせましょう
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先生奥様の手のひらの温度が肩からしみ込み何とも言えない心地良さ


2019年11月7日 子どものための冬の健康講座「インフルエンザにならないために」

キッズ・プラザ江古田にて、子どものための冬の健康講座「インフルエンザにならないために」を、薬学実習生と一緒に実施しました。

いよいよシーズン到来です、子どもたちにはインフルエンザに負けず、元気いっぱい寒さを乗り切ってほしいものです。

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児童館でのインフルエンザ予防講座を終えて

武蔵野療園病院の地域貢献活動の一環として、キッズ・プラザ江古田で、これから寒くなりインフルエンザが流行し始める季節に向けてのインフルエンザ予防講座を子どもたちに行いました。子どもは大人に比べて体力がないため、インフルエンザにかからないように予防法を教えることは大切なことだと再認識しました。大人に対しての講義とは異なり、小学校低学年の子どもたちの関心を引くために、スライド内にインフルエンザに関連したクイズやアニメーションを盛り込んで講座を行うことの難しさを感じました。

当日はクイズで子どもたちがそれぞれ答えを言ったりアニメーションに反応を返してくれたりすることが嬉しく、また質問や自分が知っていることを述べている姿に微笑ましさを感じました。日常での生活でも咳エチケットを実践してもらえるといいなと思います。地域貢献することによって病気になる人を減らすことが薬剤師の役目であるので、将来薬剤師になったときそんな地域医療に貢献できる薬剤師を目指して頑張りたいです。(実習生 米原千晶)

インフルエンザ予防についての講義

武蔵野療園病院は地域貢献活動の一環として江古田小学校内の施設、キッズ・プラザ江古田にてインフルエンザ予防講座を行いました。インフルエンザはこれからの時期、集団活動の多い小学生は特に気をつけてほしい病気のひとつです。初めはみんな話を聞いてくれるかどうか不安でしたが、用意したクイズや問いかけに予想以上に大きい声で反応してくれ、とても嬉しかったです。薬剤師は公衆衛生の増進に努める役割を担っています。地域の方への健康増進に寄与でき、とてもうれしく思います。今後、薬剤師になってからも地域の健康増進活動を積極的に行う薬剤師になりたいと思います。(実習生 髙岡 裕)


2019年10月26日 「武蔵野療園病院 土曜コンサート」を開催しました!

出演:中出裕子&松葉梨香

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当院で長期療養されている方々の口腔ケアを行っている、訪問歯科の高輪会のご厚意によるボランティアコンサート。昨年11月以来2回目の武蔵野療園病院音楽ライブを開催しました。

今回もとってもとっても感動的で、ステキなコンサートでした。

出演は、テレビや全国の舞台公演で活躍している元劇団四季の先輩・後輩、中出裕子さんと松葉梨香さん。


いつの間にかみんなで口ずさみたくなるような、よく知っている懐かしい曲、楽しい歌に、20名を超える入院中の患者さんやご家族の皆さんから、笑顔がこぼれました。

オードリー・ヘップバーンの「マイフェアレディ」、オズの魔法使いから「虹の彼方に」。秋の夕日に照る山「紅葉」、美空ひばり4曲メドレーなどなど……。惜しまれながらのラストナンバーは、坂本九「見上げてごらん夜の星を」。

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本当にいつまでもいつまでも聴いていたいコンサートでした(^^♪(^^♪(^^♪ またやりますからね(^^♪


2019年9月20日 「軽度認知障害と認知症予防〜エピジェネティクスと腸内フローラ改善の可能性〜」

講師:芦刈伊世子先生

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“暑さ寒さも彼岸まで”の9月20日(金)、待ちに待った芦刈伊世子先生の地域住民健康教室が開かれました。芦刈先生は精神科領域の専門医です。東京都の指定で中野区地域連携型認知症疾患医療センターを運営されているほか、クリニックで女性を対象としたグループセラピーを実践し、更にはうつの再発予防や認知症予防のための食養教室を開いたりと、地域の方々に思いを寄せた、まさに大車輪でフル活動をされている先生です。

今回はなんだか難しい副題が付いていますが、すべてのテーマが私たち自身の身近な、そして知っているのと知らないのとでは、健康ライフに大きな違い出てきそうでしたよ。

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真剣に聞き入る地元の“生徒さん”。講義終了後も芦刈先生のもとへ集まり感謝のお礼と共に「もっとお話を聞きたいです!!」

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一語一語分かりやすく、かつ熱く語る芦刈伊世子先生


出席者に配られたテキストの一部を紹介しますね。とても勉強になりますよ!

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2019年7月25日 地域健康講座「フレイルって、なに? 〜フレイル予防で楽しい老後〜」

講師:鶴見信男先生

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皆さんはフレイルって言葉耳にしたことがありますか?

蒸し蒸しした暑い中を講座に集まっていただいた24名の方々のうち半数以上は「はじめて聞いた」でした。鶴見先生は当院の常勤医師で日本老年医学会専門医です。先生は自己紹介を兼ねて、ご自身の罹病体験談を交えながら、フレイルとは、そしてフレイルを日常生活で防ぐ方法などを楽しくお話してくれました。

フレイルを知り、日常の生活習慣に少しだけフレイル予防を取り入れてくれただけでも十分普段の明るい健康を獲得できますよ、とのことでした。下の漫画は、鶴見先生のお嬢さんが描いた“わたしの父”の似顔絵で先生大のお気に入りイラストです。

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フレイルとは?
高齢者の筋力や活動が低下している状態で、虚弱・脆弱を意味する言葉です。

加齢とともに臓器の機能は低下していきますが、ちょっとしたケガ、病気、あるいは環境の変化がきっかけで、行動力の低下、意欲の低下を招き、フレイルの状態をきたします。


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2019年7月24日 健康講座「熱中症対策講座」

ようやく梅雨が明け、猛暑の訪れを予感させる7月24日、キッズ・プラザ江古田にて、恒例の子どのものための熱中症対策講座を実施してきました。

実習生のお兄さん・お姉さんの、楽しいキャラクターがいっぱいの発表に参加の子どもたちは大いに盛り上がり、質問もたくさん出ていました。

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◆実習生からの感想
武蔵野療園病院は地域貢献活動の一環として江古田小学校内の施設、キッズ・プラザ江古田にて熱中症対策講座を実施いたしました。熱中症は日本の猛暑に必ず結びついてくる疾患で、自己管理がしにくい子どもには特に注意喚起が必要だと思いました。

小学生相手で最初は上手くできるかどうかや、飽きずに聴いてくれるかなどの不安を抱きながらの発表となりましたが、子どもたちはとても笑顔で楽しそうに疑問などを持ちながら聴いている様子が覗えました。塩飴のタブレットも配ったりし、予防するための物を具体的に紹介することもできて良かったと思います。地域貢献は薬剤師にとってとても大切な役割だと再認識しました。私が実際薬剤師になったときには積極的に地域活動に参加できる薬剤師になりたいです。(実習生 是谷康太)

武蔵野療園病院の地域貢献活動の一環として、キッズ・プラザ江古田で熱中症対策講座を行いました。小学校低学年から中学年が多いという情報を聞いていたので、スライドにはキャラクターを使うなど飽きずに聞いてもらえるように工夫しました。発表をするにあたって、最も私が力を入れた部分は、専門的な言葉を使わずに、子どもたちがわかりやすいように簡単な言葉で説明することです。特に、汗をかく仕組みや、電解質の補給については、言葉選びに苦労しました。

将来薬剤師となったとき、子どもたちに服薬指導する場面にも遭遇すると思います。今回の経験を通して、子どもたちに対してどうしたら自分の言いたいことが伝えられるかを考えることができたので、自分の将来につながるとても良い機会となりました。(実習生 高木藍子)


2019年7月18日 薬局長の出前講座「家族介護教室~薬のあれこれ~」

講師:薬局 渡辺理恵

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この日も雨のぐずついた天候でしたが、西武池袋線富士見台駅近くにある当法人グループ「かみさぎホーム」に、沢山の方々がお話を聞きに来てくださいました。今回のテーマは「高齢者の薬物治療について、薬剤師としてお伝えしたいこと」

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高齢になると診療の目的がそれまでとは異なってきます。服用している薬が高齢になったご自身の自分らしい生活(暮らし)のために本当に必要なのか、利益とリスクの両面から皆さんと一緒に考えました。高齢になるにつれて処方の見直しが必要となり、薬剤師には患者さんの検査データなど様々な情報をもとに、患者さんにとってどんな処方が最善なのか、考えていく能力が要求されます。

主治医から大量に処方された何種類もの薬を持参した方、ジェネリックは安心できる薬なのか? 症状を相談するたびにどんどん薬が増えていくが大丈夫か? 等々、皆さんの心配は実は高齢者のQOL(生活の質)を保持していくうえでとても大切なことだったのです。

雨の中参加された皆さんからは、「ずっと疑問だったことが分かってスッキリした」「大変役に立った」「話を聞くことができてとても良かった」等々。

本格的な高齢社会を迎え、幸せな人生を過ごしていただくためにも薬を正しく理解することが大事になってきます。今回のテーマを続けていきますね(^^♪「

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2019年7月8日・9日 薬局長の出前講座ものがたり

講師:薬局 渡辺理恵

武蔵野療園病院薬局長の渡辺理恵管理薬剤師はお孫さん5人の“ばあば”でもありますが、身長150cmそこそこながらとてつもなくエネルギッシュ。地元中野区江原小学校ではバスケットサークルを運営。キッズ・プラザ江古田ではミニミニ講座を開いたり、「体育館で遊ぼう!」ボランティアでドッヂボールをやって子どもたちの標的になったりと八面六臂の大活躍!

7月に入って今週月曜、火曜日のちょっとの間、理恵薬局長の姿が見えないなと思ったら、なんと中野区立の高齢者会館で地域の方々を前に出前講座をしておりました。

8日(月)は、白鷺高齢者会館の「シニアの講座」で高血圧のお話をしていました。高血圧は放っておくと脳卒中や心筋梗塞といった怖い病気につながることがあります。皆さん真剣に耳を傾けておられました。

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9日(火)午前10時には若宮高齢者会館におりました。元気で夏を過ごしていただきたいと15分で学ぶミニミニ講座をやってきました。参加者は40人ほど。皆さんとても熱心に頷いたりコメントを入れながら聴いてくださっていました。質問も出ていました。

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2019年6月26日 地域健康講座「令和から見た平成の百寿者」

講師:清水健一郎先生

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100歳まであと一つの99歳は白寿、とてもお目出たい長寿のお祝いです。ましてや白に一を加えて夢の大台を越えた百寿の方は百寿者と呼ぶのだそうですが神々しくさえ思います。

講演の清水健一郎先生は慶應義塾大学病院で百寿者の研究をなさってきた先生、今なぜ百寿者なのか? 老化とは何か? 健康長寿の秘けつなどなど興味深いテーマを分かりやすい言葉で、やさしく解説、お話しいただきました。

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毎日三度の食事を自分の口からとるというのはそれだけでとても大切なことです。なので歯はやっぱり健康長寿の元ですよね。注意したいのは糖尿病、骨折。そして誠実さ、自然に口をついて出る「ありがとう」の感謝の言葉は、お互いが幸せになる魔法のことばですって。

健康長寿について、私たちはついつい“健康状態を保ち、家の中から外へ出て多くの人と交流しボランティア活動なんかを続けられる”ことが幸せな老いにつながると思いがちかもしれません。それはまさしくその通りなのですが、自分らしく過ごせるのがなにより幸せでもあります。

“ひとりでいることの良い面”“見えを張らない”“無理をしない”もまたなによりですね。最後に当時史上最高齢116歳の木村次郎右衛門さん言うところの長寿の秘けつは“自然体”。

「自然のままに生きる。自然が一番。思い出したり、忘れたりの繰り返しで、今は忘れることが多くなりました。年はとりたくないが、それも自然のなすこと」

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2019年6月15日・16日 第7回なかの育フェス

もう第7回目となる『なかの育フェス』が、6月15日(土)、16日(日)、なかのZEROホールで開催されました。今年も武蔵野療園病院は“なんでも健康相談”コーナーを担当し、病院のスタッフ2名、私(ナース茂木)と私の子どもが参加しました。

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健康相談では、お子さん連れのお母さんから「子どもを病院に連れていくタイミング」などの相談をいただきました。また、お医者さんの聴診器を使って『自分の心臓の音を聞いてみよう』という体験コーナーを設け興味のある子どもたちが沢山集まり体験してくれました。親や自分の心臓の音が聴診器をとおして直接自分の耳に入ってくることにビックリしている表情や笑顔で可愛らしく、ほほえましい光景が見られました。

広い会場には盛りだくさんの様々なコーナーがあり、私もそうでしたが、子どももとても楽しんで満喫した、なかの育フェスでした。

来年は、もっと充実した企画を病院として考えていきたいと思いますので、皆さん来てください。

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2019年4月26日 地域健康講座「誰もが安心して暮らせるまちづくりをめざして」

講師:理事長 駒野登志夫

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明日から10連休という慌ただしい平成最後の金曜日、わたしども社会福祉法人武蔵野療園では、理事長駒野登志夫が地域の方々とのお話し会を開きました。

少子超高齢社会を迎え、社会福祉法人武蔵野療園が地域の一員として、「誰もが安心して暮らせるまちづくり」をめざして取り組んでいる地域支援、連携、交流活動の一コマ一コマを沢山のスナップ写真を交えながら分かりやすく紹介してくれました。

社会福祉法人武蔵野療園は結構長い歴史があるのです。まずはじめの病院は昭和11年に創設。国民病として恐れられた結核の治療に尽力しました。特に生計困難者の療養に手を差し伸べ東京都第1号の社会福祉法人として認可されたのです。

そして現在は他のどこの国も経験したことのない超高齢社会。そういう状況にあって武蔵野療園が掲げる信条は、~子どもから高齢者まで、地域の心強い居場所をつくりましょう~です。

『武蔵野療園に頼めば、何とかしてくれる。困ったときは、いつもそばにいてくれる。』わたしたち武蔵野療園で働く職員ひとり一人は、そんな心構えで取り組んでいます。

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~お知らせ~
この講演会で紹介された武蔵野療園の取り組みや活動内容を、ご希望の方にお分けしております。どうぞお気軽にお問い合わせください。

◆お問い合わせ先
電話:03(3389)5511
武蔵野療園病院(宮澤、福田まで)



2019年2月23日 キッズ・プラザ江古田の石焼き芋

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朝、凛々しい姿を見せてくれる富士山にも春の訪れを感じます。

2月23日土曜日の午後、江古田小学校校庭で、先生やボランティアの人たちが、地域の子どもたちに、手づくり石焼き芋を振る舞いました。

実はこれ準備が結構大変なのでして、朝から校庭に手づくりかまどをこしらえ、火をおこし、薪を焚き、大きなさつまいもを一本一本丁寧にアルミホイルで包み、火加減を見ながら美味しく焼き上げるのです。

昨年もそうでしたが、当院の事務次長、薬局長とそのご主人、中野友愛ホームのスタッフがみんなと楽しく、和気あいあいボランティアしてました(^^♪

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2019年2月16日 武蔵野療園病院 土曜音楽ライブ『魅惑のフラメンコ』

出演:ニクミタス

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私たちの“江古田”に、本格派フラメンコユニット「ニクミタス」が訪れ、午後のひととき、とっても素敵な歌と舞踊のステージをプレゼントしていただきました。


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皆さんはフラメンコの生の舞台をごらんになったことはありますか?

この日、武蔵野療園病院リハビリ室に集まった鑑賞のお客さまは、車いすの患者さんや地元江古田の住民30名ほどでしたが、皆さん「初めて見たよ!」「ホントにステキ!」「美しくて、楽しくて、見に来て良かった!!」と、一様に興奮ぎみでした。

「ニクミタス」はフラメンコ大好きアーチスト4人のグループ。ギター:中島要、歌:廣瀬エミコ、踊りは鶴見由香と三宅紀子。三宅さんは実は当院の臨床検査技師です。

美しくリズミカルな舞台がいよいよ佳境に入って大盛り上がりの後半、誰もがビックリ、特別ゲストに当院の鶴見信男医師が登場、華麗な舞いを披露してくれましたが、なんと一緒に舞っておられた超美人の鶴見由香さんが鶴見先生のお嬢様と紹介されて、更にビックリ、同姓は偶然と思っていたフラメンコ会場は、思わぬ父娘の共演に感動と喜びの拍手が鳴りやまず、しばらくの間、興奮と幸福感に包まれておりました。

次回も笑顔と幸せいっぱいの音楽ライブを企画しますよ。お楽しみに (^^♪♪♪

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2018年の記録

2018年12月8日 地域健康講座「危険な油、健康な油」

講師:渡辺幸康先生

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12月冬晴れの土曜日、当院患者、ご家族、地域の皆さん34名の方々が参加して地域健康講座を開きました。講師は、のがたクリニック院長渡辺幸康先生。今回のテーマは食用の油のお話。皆さんは日々健康に気を付けていても毎日何らかの形で口に入れている油には意外や無頓着ではありませんか? 動物性を減らし植物性の油なら安心と思ってはいませんか?

ヘルシーで健康にいいと思っている植物性の油の中には、アトピーをはじめとするアレルギーだけでなく、心筋梗塞や癌(がん)、認知症など様々な病気を引き起こす原因となっているものがあるのです。

渡辺先生は最も身近で安全と思いがちな悪い油(サラダ油など)の危険性を、いくつもの事例、エピソードを交えながら証明の元となる統計データを用いてわかりやすく解説していただきました。

自分では食べていないと思っていても現在の加工食品には大概悪い油が使用されています。食品購入の際は、表示してある原材料名や含有物を確認してから選ぶ習慣を身に着けるだけでも自分のからだにはやさしくなる、健康長寿のためにも気を付けて欲しいと願いを込めてお話しいただきました。

最も大切で身近な食事に係る問題ですから参加者からもたくさん質問がありました。渡辺先生はひとつ一つ丁寧にやさしくお答えいただき、大変嬉しい、とっても貴重な講演会でした。

・渡辺幸康先生 のがたクリニックホームページ URL:http://www.n-cl.com/

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2018年11月17日 武蔵野療園病院 音楽ライブ

出演:Jotty's

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土曜コンサートを開催しました!

この日はもったいないくらいの穏やかな秋日和。当院で長期療養されている方々の口腔ケアを行っている訪問歯科の高輪会のご好意で、ボランティアコンサートを開催しました。

演奏者はJotty'sです。“ジョッティズ”と読みます。Jotty'sは、音楽で「楽しい!」を届けるプロの女性ユニット。観客は当院の患者さまとご家族。そしてご近所の皆さま。“ジョッティズ” ヴォーカルのjohnさん、ギター:Sattyさんのお二人、ステキだったですよ!!(^^♪

ほんの3、40年前まで青春を謳歌していた((^^♪)、いまでこそ車いすの美男美女が、「ここに幸あり」「秋桜(コスモス)」、シャンソンの「枯葉」、懐かしいジャズ名曲のリズムに見事に反応、「これ知ってる! 歌知ってるよ!」と自然に口が動き、いかにも楽しそうに笑みがこぼれておりました。演奏が終わり病棟に戻ってもまだ気持ちが弾んでる“元モダンガール”、一日たっても「よかったねえ」とまだ思いをはせておられる“かつてのシティボーイ”もいらっしゃって、武蔵野療園病院初めての音楽ライブ、本当にやって良かったと思いました。

これに自信をつけて、これからも楽しい、おもろい番組やってまいりますヨ (^^♪

どなたでも大歓迎、武蔵野療園病院ボランティアへ、どしどしご参加をお願いいたします。そしてみんなで、幸せ もらいましょう (^^♪

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2018年10月6日・7日 江古田氷川神社祭礼

江古田氷川神社祭礼に大勢の病院スタッフが参加、楽しく盛り上げてくれましたよ!

快晴の10月6日、7日、地元町内の方々が一年で最も楽しみにしている江古田氷川神社の秋祭りが盛大に開かれました。武蔵野療園病院からは仕事の合間を縫って、各セクションの有志14名が参加して町内あげてのお祭りを盛り上げました。

受付のお手伝いに始まり、栄養科、看護科の力持ち7名がお神輿を担いで壮麗に町内を練り歩き、沿道の方々からも大人気で大盛り上がり!! 夜の氷川神社境内カラオケ大会では、当院が誇る美男美女3名が最高の美声で名曲を熱唱し超満員の観客から拍手喝采を浴びました。

終了後の打ち上げ反省会で、疲れは吹っ飛びました(^^♪

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2018年9月20日 地域防災教室「地震に備えて」

講師:野方消防署江古田出張所 北嶋博典所長

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防災強化月間の9月20日、武蔵野療園病院では 地域防災教室を開催しました。

ついこのあいだ西日本を襲った台風21号といい、9月6日の北海道地震といい、「かつて体験したことのない」異常災害が日本ばかりか世界のあちこちで発生、何だかおかしいですよね。

そこで今回は地元野方消防署江古田出張所の北嶋博典所長にご登場いただきました。お題は、「地震に備えて 安全で安心して暮らせるまちを目指して-いま、一人ひとりにできること!!-」

まさにタイムリーな講演! いざというとき先ず自分の身を守るために、今すぐできる地震への備えを、事例を交えながらわかりやすくお話しいただきました。“落ち着いて火の確認”“あわてた行動、けがのもと”“窓や戸を開け出口を確保”“家具の転倒、落下、移動対策”等々……。

参加した地域の方々からも熱心な質問をいくつもいただき、とても役に立ったミニ講座でした。

講座の後は、災害時缶詰非常食の試食体験会。白米、五目ごはん、きのこスープ、シチュー、カレーライスなどなど、意外や意外、災害時非常食はとても美味しかったですよ (^^♪

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2018年7月19日 健康講座「熱中症対策講座」

地域貢献活動の一環として、キッズ・プラザ江古田にて熱中症対策講座を行いました。

7月に入りとても暑い日が続いていて、身長の低い小学生はアスファルトなどの照り返しを我々大人よりも数倍の大きさで受けてしまうため特に注意が必要です。

熱中症対策のポイントを
(コ)こまめな水分補給
(エ)塩分をとろう
(カ)風通しのよい
(ケ)健康管理
<コエカケ:声かけ>で覚えてもらいました。友達や家族と声をかけあい、正しい対策で熱中症を予防してほしいです。

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熱中症クイズなど参加型の講義をし、熱中症対策ドリンクの作り方を示したプリントを配布しました。楽しく学んでもらえたと思います。

対象が小学校低学年とのことでちゃんと聞いてくれるか少々不安でしたが、皆さん熱心に聞いていてくれていたので、こちらとしても非常にやりやすい環境で講義を進めることが出来ました。

小学生の前で講義を行うというなかなか出来ない貴重な体験をできたことに感謝しております。

また、地域貢献は薬剤師にとって大事な使命であると思うので、私が実際に薬剤師になっても機会が有れば是非行いたいと思います。(実習生 松堂、内堀)


2018年7月4日・19日 出前教室「熱中症講座」

若宮高齢者会館へ出前教室に行ってまいりました!

若宮高齢者会館は西武新宿線都立家政駅からも鷺宮駅からも徒歩15分のところにある中野区立の高齢者いこいの家です。

7月4日は講座“健康カラオケ”。7月19日は講座“チューブ&ストレッチ”。それぞれの講座が始まる前の15分間、ミニミニ健康講座を開かせていただきました。猛暑にもかかわらず、それぞれ20人、30人もの元気な高齢者がお集まりでした。

お話のお題は「熱中症講座」
連日30度を超える真夏日にバテ気味の皆さんには、まさにタイムリーなテーマで、真剣に聞いてくださり、またご質問もたくさんいただきました。

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熱中症をあなどることなかれ!
熱中症は、そのしくみを正しく理解ししっかり予防を心がけないと命を落としかねない危険なものです。発汗により水分や電解質が失われ、限界を超えると熱中症となります。もともと水分量が少ない、体温調節機能が低下しているなどの理由で、高齢者の熱中症は重症化しやすいのです。

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熱中症対策
・時間を決めて何回も少しずつ水分補給をしましょう。
・水分だけでなく、塩分や他のミネラルも補給しましょう。
・室温は28度以下に保てるようにエアコンを設定しましょう。
・空調のきいた図書館や会館など施設を利用するのもよいでしょう。


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暑さに慣れることも大切、普段からバランスのよい食事、適度な運動をこころがけて、夏を元気に乗り切って下さい!



2018年6月23日・24日 第6回なかの育フェス

武蔵野療園病院は地域貢献に力を入れていく活動として、なかの育フェスに参加しました。岩澤松芳(当院薬剤師)、岩澤広美(妻で他院看護師)と杉田(他院看護師)。“なんでもお気軽相談・赤ちゃんからお年寄りまで、子育て中の看護師が無料相談”という内容です。今回は、名札と看板を持ち歩いて、相談に乗る形をとりました。

いくつか質問を受け付けました。

2児のお母さんからは、子どもの鼻水が止まらなくて心配ですといった相談がありました。

相談を受けた看護師も2児の母親、もう1人は3児の母で経験豊富、即答しておりました。鼻水の色に注目して、透明であれば、そのままでも大丈夫だけれども、緑色や黄色はなんらかの細菌感染がある可能性があるので、一度耳鼻科の受診を勧めると回答していました。

また、もう一つ、次の質問は、同居するおじいちゃんやおばあちゃんのお薬がたくさん余っていたりとお困りの方もいらっしゃいました。期限がわかるのであれば、余った数を薬剤師や医師に知らせ、余っているお薬の使用薬を減らして余った薬を使うようにすればいいとお伝えしました。

専用のブースがない中で皆様から色々な質問をいただき、感謝しております。

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2018年6月21日 無料健康教室「聞いてよかった ピロリ菌のお話」

講師:石井 史先生

梅雨の合間の6月21日、地域の方々をお招きして、知って得するミニミニ講座を開きました!

講師は地元沼袋で「地域の家庭医」を実践されている、いしい内科クリニックの石井史(ふみ)先生、お話しのテーマは「聞いてよかった ピロリ菌のお話」でした。

胃には強い酸(胃酸)があるため昔から細菌はいないと考えられていましたが、ピロリ菌が胃の中に生息していることがわかりました。そのピロリ菌と胃がんは密接に関わっていると言われています。

胃潰瘍や胃炎などの患者さんを対象とした調査では、10年間で胃がんになった人の割合が、ピロリ菌に感染していない人では0%だったのに対し、ピロリ菌に感染している人では2.9%だったと報告されているのだそうです。

石井史先生、難しい話題をとってもわかりやすくステキにお話ししてくださいましたよ。中野区では「胃がんハイリスク診査」を行っています。いちど中野区の公式ホームページをのぞいてみたらいかがでしょうか。これからも地域健康講座を開いていきます。皆さん遊びにいらっしゃってくださいね(^^♪(^^♪

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2018年5月12日 中野区立障害者福祉会館・地下一階音楽室にてヌマスタバンド参加!

2018年5月12日18時半より、妻と子ども2人を連れてヌマスタに参加してきました。

おもに子どもたちが楽器に触れられるようサポートするのが役割です。9年ぶりにドラムセットを組み立てました。懐かしい思いに満たされながら、子どもにも叩かせてみました。最初は大きな音に驚いていましたが、次第に慣れたようでノリノリで笑顔になっていました。

大人たちは、ギター、ベースやピアノを好きなように演奏し音楽を満喫していました。

子どもたちが自由に楽器に触れることによって、未知の能力を開花させたり、発達の手助けになればいいなと思います。

誰もが自由にできる音楽室、ヌマスタでした。(薬局 岩澤)

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2018年3月15日 健康講座「ノロウイルス対策」

キッズ・プラザ江古田にて、健康講座「ノロウイルス対策」を行いました。

最初に、職員向けに汚物処理の方法や消毒剤などを説明した後、薬学部実習生が子ども達を対象に、「ノロウイルスマスターになろう!」と、ノロウイルス感染症について説明しました。

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子ども達は、クイズや質問にはとても反応よく盛り上がり、わかりやすかった、楽しかったと喜んでもらえました。


2018年2月24日 キッズ・プラザ江古田「おいもでポン!」 の実行部隊に参加!

気持ちの良い快晴の日曜日、江古田小学校で「石焼き芋」づくりに当院のスタッフ4名も挑戦。手にヤケドしながらも見事おいしい美味しいお昼の石焼き芋が出来上がりました。

地元消防署の方々も大張り切り、子どもたちを消防車に乗せ、運転席の仕組みを優しく説明してくれました。

地域の子どもたちと保護者のみなさま、おじいちゃん、おばあちゃん164名の方々と一緒に楽しい時間を持ちました。

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2017年の記録

2017年10月25日 健康講座「食事介助セミナー」

健康講座「食事介助セミナー」を当院南館会議室において開催しました。

第1部 「当院における摂食機能訓練」
 講師:武蔵野療園病院 リハビリテーション科 言語聴覚士 浜谷葉子

第2部 「家庭における食事介助の視点」
 講師:医療法人社団 高輪会 人材企画課チーフ歯科衛生士 奈良輪育美先生
    日本歯科衛生士会認定 在宅療養指導(口腔機能管理)

高齢者の方にとって口から食べることの重要性について、また、食べることによって生じる問題点や介助の際の具体的な注意点などについて幅広く学ぶことができました。

今回は、毎週金曜日に当院を訪問して患者様の歯科診療を担当していただいている高輪会から歯科衛生士・奈良輪先生を講師にお招きしました。39名の方に参加していただきました。

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2017年10月7日 江古田氷川神社祭礼

地域貢献への協力で、病院有志がお神輿を担ぎました。

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2017年7月14日 健康講座「熱中症対策」

キッズ・プラザ江古田にて、実習生と一緒に子どものための健康講座「熱中症対策」を実施しました。

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クイズ形式で大いに盛り上がりました。


2017年2月24日 健康講座「お薬との上手な付き合い方-お薬は有用、でも危険!?」

白鷺高齢者会館にて健康講座を実施しました。

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薬の危険性が週刊誌で取り上げられ、「薬のやめ時」が話題になっています。

また、いわゆる「残薬」を合計すると年間約500億円になるといわれています。

薬が有用なことはいうまでもありませんが、全ての薬には副作用があり、薬と薬の間には相互作用が働きます。さらに高齢者では、特に薬の害が大きな問題となります。その理由は以下の2つです。

1. 高齢になると薬物感受性が増大してしまうため。
2. 高齢ほど多剤併用し、不要な多剤併用「ポリファーマシー」に陥っている。
 2-1. いろいろな症状に対して多くの科を受診しそれぞれから処方されている。
 2-2. 副作用を新たな疾患としてさらに薬が処方される「処方カスケード」に陥っている。

薬は必要最低限に服用することが望ましいのです。

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そのためには、生活習慣を改善するなどして、安易に薬に頼らないことが大切です。当院の薬局においても積極的にポリファーマシー解消に取り組んでいます。

最後に、高齢者では原因を追究して根治するのを目的とせず、対症的にうまくコントロールしていくべき疾患が多くなります。

マスコミに躍らされず、信頼できる「かかりつけ医」といい関係を持ち、楽しく好きなことをやって生き生きしていたいものです。

2016年の記録

2016年10月15日 無料公開健康講座「フレイルって何?」

講師:武蔵野療園病院 医師 鶴見信男
「フレイルって何?」
  ~要介護状態を予防しましょう~
武蔵野療園病院 会議室において実施いたしました。

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2016年7月29日 健康講座「熱中症対策」

キッズ・プラザ江古田にて、健康講座「熱中症対策」を実施しました。

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手作りドリンクが大人気!


2016年7月9日 無料公開健康講座「物忘れと認知症の違いについて」

講師:名誉病院長 西村恒夫
「気になったら一人で悩まず相談し、楽しく明るい生活を送りましょう」
  ~正しい理解とケアで持病とのおつきあいを! 物忘れと認知症の違いについて~
中野区立江古田図書館 会議室において実施いたしました。

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2015年の記録

2015年11月24日 「認知症の予防について~リハビリテーションの立場から~」

講師:リハビリテーション科 科長 武井克之
中野友愛ホーム新館において実施いたしました。

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2015年8月27日 沼袋お祭り

今年で3回目の参戦となりました。微々たる地域貢献への協力ではありますが、栄養科職員の有志で、沼袋のお祭りに、お神輿を担ぎに行ってきました。

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2015年8月3日 健康講座「子どものための熱中症講座」

キッズ・プラザ江古田にて実施いたしました。

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2014年以前の記録

2014年7月1日 健康講座「熱中症」

午後2時40分~3時20分
キッズ・プラザ江古田にて、薬学実習生が発表しました。

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2013年6月28日 健康講座「熱中症対策」

講師:薬局 渡辺 薬剤師
場所:キッズ・プラザ江古田 あそびの部屋

2013年6月28日 「ネスレヘルスサイエンスカンパニー 嚥下障害における食事の工夫」

講師:栄養科 新井真由美

2012年7月5日 健康講座「感染性胃腸炎 うつると大変おなかの風邪」

講師:薬局 渡辺 薬剤師
場所:キッズ・プラザ江古田 あそびの部屋

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2011年7月6日 健康講座「熱中症対策 自分で防ごう!熱中症」

講師:薬局 渡辺 薬剤師
場所:キッズ・プラザ江古田 あそびの部屋

2010年7月22日 子どもの熱中症対策講座「自分で防ごう熱中症」

講師:薬局 渡辺 薬剤師
場所:キッズ・プラザ江古田

2011年4月18日 「頻尿・便秘の予防と対処法」

講師:リハビリテーション科 寺内淳子
場所:旭公民館

2010年7月3日 「旬な食材」

講師:栄養科 高尾 管理栄養士

2010年4月17日 「頻尿・尿失禁・便秘の予防と対処法」

講師:リハビリテーション科 寺内 理学療法士

2009年11月21日 「インフルエンザについて」

講師:医局 鶴見 医師

2009年10月17日 「認知症と生活習慣の関係について」

講師:薬局 高見 薬剤師

2009年8月1日 「夏バテ予防」

講師:栄養科 高尾 管理栄養士

2009年7月4日 「腰痛体操」

講師:リハビリテーション科 武井 作業療法士

2009年1月17日 「薬剤師病棟活動を通してお伝えしたいこと」

講師:薬局 渡辺 薬剤師

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