お役立ち情報 保菌と発症の関係

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私たちは、微生物とともに生きています。健康な人でも、皮膚、口の中、鼻の中、のど、気管、胃腸などにさまざまな微生物がおり、これらを常在菌と呼びます。しかし、なかには人の身体に害をもたらし、病気を引き起こす微生物もいます。これを、病原微生物(病原体)といい、病原体が病気を起こそうとする力(病原性)が人の抵抗力よりも強くなった場合に感染が成立します。

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病原体の数が増えて病原性そのものが強くなったり、もともと非常に強い場合は、誰でも感染してしまいます。逆に、人の抵抗力が非常に弱い場合、普段は害を及ぼさない菌に感染し、病気になることもあります(日和見感染)。

また、病原微生物が身体の中に入り、症状が出るまでの期間を“潜伏期間”といいます。病原微生物の種類によってその期間の長短は、分単位から年単位までさまざまです。


発症

感染した結果、せきやくしゃみ、発熱、下痢のような症状が現れることが発症です。

保菌

感染症の病原体を体内に保有しながらも、その病気を発症していない状態のことです。病原体と本人の免疫力の均衡が保たれている状態で、臨床的な全身症状は見られないものの、排菌はしている場合は他人への感染源となる可能性があります。

保菌者の種類
保菌者には、以下のような種類があります。
・一度も発病していない健康な保菌者(健康保菌者)
・予防接種後の保菌者(免疫保菌者)
・体内で菌が増殖しつつあり、時間の経過とともに症状が現れる可能性のある前期保菌者(前期保菌者)
・病気から回復し、臨床症状は治まっているものの、菌を排出している回復期の保菌者(病後保菌者・回復期保菌者)

保菌と発症
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免疫力の低下は加齢や冷え、疲労、運動不足、喫煙、ストレス、過度の飲酒、睡眠不足など誰もが一つは抱えている問題が原因となります。

中でも加齢は、誰もが避けられない原因で、加齢と共に免疫力が低下し、感染症の感染リスク・発症リスクが上がることがわかっています。感染しない、発症しないために免疫力の向上に努めることが重要です!

ストレスが免疫機能を低下させることがわかっていますが、ストレスや疲労によってうつ病になりやすくなることが研究でわかっています。

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うつ病にはHHV-6型のヘルペスウイルスが関係していた⁉
2020年6月、ヒトに潜伏感染しているヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が産生する遺伝子SITH-1が、うつ病の原因となることが発見されました。

疲労により、SITH-1が脳のストレスを亢進させることで、うつ病を発症させる作用があります。SITH-1のうつ病発症に対する影響はとてつもなく強く、SITH-1によるうつ病発症のメカニズムを更に探求することは、うつ病の正体を明らかにし、根本的な治療法の開発に繋がるかもしれません。

新型コロナウイルス感染対策はどうすればいい?

ウイルスは単独では増殖できません。動物が死ねばウイルスも増殖できなくなって死んでしまいます。したがって、ウイルスが存続するためには、宿主との共存がもっとも重要です。ウイルスの生存戦略を整理してみると、次の図のようになります。

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コロナウイルスは変異を起こして免疫反応を逃れて存続しますが、細胞を壊して外に飛び出すため、宿主と長期的に共存することは少ないのです。

未知の部分が多い新型コロナウイルスですが、現在までに行われた研究の概要をまとめました。

COVID-19最新情報まとめ
•潜伏期間を平均5.2日と仮定した場合、感染力はCOVID-19発症の2〜3日前から急激に高くなり、COVID-19発症の約1日前に感染力のピークを迎える(figure 1)
•COVID-19は発症前から発症5日までに感染リスクがあるが、6日以降はなかった(figure 2)
感染源の発症から2次感染者の発症までを意味する発症間隔の中央値は4.0日(figure 3)
•COVID-19の発症間隔は、SARSやこれまでのSARSの発症間隔を用いて報告されているCOVID-19の発症間隔よりも短い可能性が指摘されている
•感染リスクは、医療機関よりも家庭内が多い

これらの結果をふまえて、COVID-19(ウイルス名SARS-CoV-2)感染後の症状出現前の潜伏期に既に他者に伝播する割合が高く、患者の濃厚接触者を確認する際には、発症4日前からの行動歴を確認すると良いのではないかと考えます。

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先述した研究結果からもわかる通り、いつ、どこで、誰がウイルスを持っているかわかりません。もしかしたら、すでに感染していて自分が感染源となり得るかもしれないのです。

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感染対策
•マスク着用(人に感染させないため)
•こまめな手洗い・消毒(手に付着したウイルスからの感染リスクを下げるため)
•毎日の検温(自身の体調を把握するため)
•生活習慣を整える(免疫力を上げるため)
•3密を避ける(飛沫感染を防ぐため)

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院内感染が問題となっていますが、医療従事者が入院中の患者さんと接することは避けられません。

当院においては、患者さんが病院外で感染する可能性はとても低く、面会者又は医療従事者との接触による感染の可能性が最も高いのです。

高齢の患者さんは免疫機能が低下しており、QOLが低下している場合では、うつされないようにすることが困難です。したがって、私たち医療従事者が感染させないように十分な対策をとる必要があります。

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参考文献
*1;Xi He, Eric H. Y. Lau;Temporal dynamics in viral shedding and transmissibility of COVID-19;Nature Medicine volume 26, pages672–675(2020)
*2;Hao-Yuan Cheng, MD, MSc; Contact Tracing Assessment of COVID-19 Transmission Dynamics in Taiwan and Risk at Different Exposure Periods Before and After Symptom Onset; JAMA Intern Med. Published online May 1, 2020. doi:10.1001
*3;Hiroshi Nishiura,a,b, Natalie M. Linton,a and Andrei R. Akhmetzhanov; Serial interval of novel coronavirus (COVID-19) infections; Published online 2020 Mar 4. doi: 10.1016/j.ijid.2020.02.060

第2回栄養科勉強会

2019年6月24日、第2回栄養科勉強会を行いました。

議題:新ダイエットサポート飲料『大正製薬・コバラサポート・リンゴ風味』の試飲後の感想
対象:間食をする方やカロリーコントロールされている方にお勧めである
内容:サンプルを各自に配布し、アンケートの記入・感想のまとめ
★アンケート内容(1)から(8)(試飲後に記入してもらった)

(1)『コバラサポート』は、どの点に魅力を感じますか?(複数回答可)
1. おいしい
2. 0Kcal or 低カロリー
3. 空腹を紛らわせられる
4. 手軽
5. ラインナップが豊富
6. 続けやすい
7. その他(記入)

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(1)の問いに対しての回答は、平均して印がついているようで、魅力を感じる点については、飲む人によって「ばらつき」がみられました。リンゴ味のみの試飲でありましたが、他に4種類の味があるようです。こちらも試飲できたら回答が変わっていたかもしれません。

(2)『コバラサポート』の効果的な飲み方として2通りが言われています。どちらが適していると思われますか? 他に効果的な飲み方を思いつけば記入して下さい
1. 空腹時に飲む
2. 良く冷やして缶から飲む
3. その他(記入)

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(2)の問いに対しての回答は、圧倒的に空腹時が効果的だと感じたようです。良く冷やして飲むと更に満足感を得られるようですが、こちらの方はあまり感じられなかったようです。しかし、どちらも印をつけた方がいました。どちらも試したようで、しっかりやっているように見受けられました。


(3)コバラサポート」を食事コントロールされる方に間食として勧めたいですか?
1. ぜひ勧めたい
2. 勧めたい
3. 勧めたくない
4. まったく勧めたくない

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(4)『コバラサポート』を食べ過ぎに気を付けたい方に勧めたいですか?
1. ぜひ勧めたい
2. 勧めたい
3. 勧めたくない
4. まったく勧めたくない

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(3)(4)の問いに対しての回答は、どちらも勧めたいに印があり、食事コントロールをされている方、食べ過ぎに気を付けたい方が周りにいれば、ぜひ情報提供できればよいと思います。


(5)『コバラサポート』をどんな時に利用したいですか?(複数回答可)
1. 食事コントロールをしているが間食を我慢できない時
2. 食べ過ぎに気を付けたい時
3. 食べ過ぎてしまった次の日のカロリー調整時
4. その他(記入)

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(5)の問いに対しての回答も同様に、利用すべき時は食事コントロールをしているが間食を我慢できない時、食べ過ぎに気を付けたい時が多数を占め、中には、次の日のカロリー調整にもと思う人が数名見られました。利用するならこんなシチュエーションが妥当な所なのでしょうか……


(6)『コバラサポート』を勧めるなら、どのような方が適していると思われますか?(複数回答可)
1. 肥満
2. 糖尿病
3. 糖尿病予備軍
4. 脂質異常症
5. その他(記入)

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(6)の問いに対しての回答は、肥満の方に全員の印がありました。減量が必要の方で間食をやめられない方、甘いものを口にしたい方等、カロリーが少なく満腹感が得られ、継続できればお勧めしたいようです。また治療食を必要とされる方は医師との相談で許可が出れば試して良いと思われます。


(7)『コバラサポート』を自分なら、どのような方に紹介してみたいですか?

(7)の問いに対いては、自由回答としました。ダイエット中にお腹がすいてイライラしてしまう方、逆にダイエット中なのに食べ過ぎてしまった方、ダイエット中の間食に、運動をせずにダイエットを目指す方、食事制限をしているアスリートの方、若くボリューム満点の食事をされている方、食事の固形物では喉を通らないが飲み物なら無理なく飲める方のサポート代わりに、家族、知人等様々な回答がありました。思い思いに紹介してみたい方を想って試飲してくれたようです。


(8)『コバラサポート』を飲んでみた意見・感想

最後の(8)の問いに対しても自由回答としました。以下、列挙します。
・飲みやすくカロリーがコントロールできるので良いと思う。ジャンクフードを食べたくなる時に飲んでみたい。
・少し飲みづらかった。
・美味しかった。
・思ったより美味しく、効果的であると思った。
・リンゴの爽やかな香りが口に広がり炭酸飲料で清涼感がありすっきりして飲みやすく、飲んだ後に満腹感・満足感が得られた。
・食べ過ぎてしまう甘い物や間食が止められないダイエットをしている方に特にお勧めだと思う。
・日常的に止められないジュースやお菓子の代用として飲んでみると良いと思う。
・サプリメントより手軽ではないか
・対象者は大人で、成長期に必要な栄養素が取れなくなる恐れもある子供には向かない。
・疾患を持つ方も医師と相談が必要と思う。 ・日頃飲んでいるせいか炭酸が感じられなかった。冷たいのは好みでなく常温で飲んだため満腹感は足りなかった。
・仕事終わりに冷やして飲んでみましたが、お腹か膨れたような気がした。
・炭酸がないほうが飲みやすいと思う。
・丁度良い量で飲みやすく小腹を満たせた。
・食べる時間がない時に便利だと思う。
・空腹時に飲用してみたがお腹が膨らむ感覚は得られなかった。
・炭酸がきつくりんごの風味も薄い気がした。
・夜食の代わりに良いと思う。
・口の中にもっさり感、もったり感が残るように思う。
以上のような回答が得られました。
最後まで目を通してくれた皆様のために、栄養科から、ワンポイントアドバイスをお届けいたします。「おやつの糖質マップ」を添付いたしましたので、何かの参考にしてもらえたら幸いです。

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第1回栄養科勉強会

2019年4月12日、第1回栄養科勉強会を行いました。

議題:ビタミン・ミネラルを摂りたい方に向けて発売される『明治・即攻元気ゼリー凝縮栄養』の試飲後の感想
対象:ビタミン・ミネラルを摂りたい方にお勧めである
内容:サンプルを各自に配布し、アンケートの記入・感想のまとめ
★アンケート内容(1)から(5)(試飲後に記入してもらった)

(1)どういう方が飲んだらいいと思われるか?(複数回答可)
1. ビタミンが不足している
2. ミネラルが不足している
3. 食事が偏っている
4. 食事量が低下している
5. 食事の制限がある

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(1)の問いに対しては、1番の「ビタミンが不足している」方に、半数以上の8名が印をつけているのが目立ち、次に4番の「食事が低下している」方に半分弱(5名)が印をつけており、具合が悪く、食事がのどを通らず食べられない時の補給用によいと考えているようです。

(2)どの栄養素に注目するか?(複数回答可)

1. ビタミンA 2. ビタミンB1 3. ビタミンB2
4. ビタミンB6 5. ビタミンB12 6. ビタミンC
7. ビタミンD 8. ビタミンE 9. 葉酸
10.ナイアシン 11.パントテン酸 12.亜鉛
13.鉄 14.銅 15.セレン

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(2)の問いに対しては、様々な番号に印がついており、目立ったものとしてビタミンC、鉄が多く挙げられていました。不足しがちな栄養素を取り入れることは必要であると考えている人が多く見受けられました。


ここで、栄養科よりワンポイントアドバイスをお届けします。

11種類のビタミンと4種類のミネラルが含まれる主な食材を参考までにピックアップしてみました。

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モロヘイヤ
t2019041204.jpg 2.ビタミンB1
豚ロース
t2019041205.jpg 3.ビタミンB2
うなぎの蒲焼
t2019041206.jpg 4.ビタミンB6
鶏ささみ肉
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しじみ
t2019041208.jpg 6.ビタミンC
キウイフルーツ
t2019041209.jpg 7.ビタミンD
イワシの丸干し
t2019041210.jpg 8.ビタミンE
アーモンド
t2019041211.jpg 9.葉酸
ほうれん草
t2019041212.jpg 10.ナイアシン
豚レバー
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納豆
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カキ
t2019041215.jpg 13.鉄
鶏レバー
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鶏レバー
t2019041217.jpg 15.セレン
イワシ

ほんの一例ですがこれらの栄養素を一度にある程度摂れるゼリー飲料は、以下の(3)の質問の回答にもありますが、やはり凄いのでしょうか……。


(3)どの点に魅力を感じるか?(複数回答可)
1. 11種のビタミンと4種のミネラルが同時に摂取できる
2. 11種のビタミンと4種のミネラルが高配合
3. 飲みやすいぶどう風味
4. 毎日継続しやすい
5. 医療栄養分野の実績で生まれた明治独自の栄養設計
6. 明治の商品
7. その他(記入)

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(3)の問いに対しては、1番の「11種のビタミンと4種のミネラルが同時に摂取できる」と答えている方が半数以上の9名おり、次に3番の「飲みやすいぶどう味」が6名と続きました。この商品を1つ飲むだけで、不足しがちで体の調子を整えるために必要なビタミン・ミネラルを補給できることに魅力を感じているようです。また職業柄か味や臭いにも興味を示しているようで、「ぶどう風味」と言う飲みやすさに着目しているようでした。

(4)誰に紹介したいか?
 →自由に記入
(4)の問いに対しては、様々な回答が得られ、好き嫌いが多く偏った食事をされている方、朝食を食べない方、食生活が不規則な方、両親、家族、一人暮らしで自炊をしない学生、仕事に忙しいビジネスマン、摂食機能が低下している高齢者などの意見が集約されました。

(5)感想(個人の見解)
(5)では、各々に自由に感想を記入してもらいました(似たような感想もあり抜粋して列挙しました)。
・飲みやすいぶどう風味でしたが飲用後に「鉄Fe」の味が残る感じがした。
・薬みたいな味が気になった。
・セレンの配合は他の栄養ドリンクにはないようなので気になった。
・既に販売されている似たような物と比べ少しサラサラ感がありましたが、健常者には飲みやすかった。
・他の風味があっても良い。他の風味が発売されたら飲んでみたい。
・ぶどう風味であるので色もぶどう色を想像したが黄色であったので、味と色がミスマッチで違和感があった。液体の色が黄色であればレモン風味、ぶどう風味であれば紫色の方がバランス的に良いと思われる。
・ひとつで手軽に不足しがちなビタミン・ミネラルを摂ることができ、現代のニーズに合っている。
・不規則な生活の人や好き嫌いの多い人など、不足しがちな栄養素が手軽に吸収できる。それらが不足しがちな方に勧めたい。
・思っていたよりも美味しい。
・これが薬なら素晴らしい?

AED使用訓練

2018年5月21日、AED使用訓練を行いました。

本年3月に中野医師会主催のAED講習会に5名のスタッフが参加し、当院に設置されているAEDを実際にスタッフに訓練して再確認させたいという意見がでました。

そこで当院の医療安全管理対策委員が主催となり、検査室の協力によりAEDのトレ ニングを行いました。現場の医師、看護師、看護助手、リハビリ、事務職員など26名が参加。心臓マッサージを数分間行い、AEDの指示でボタンを押し、爽やかな汗をかきました。

最後に当院の設置場所を全員で再確認し、実際の使用時に敏速に対応したいと思います。(協力:日本光電工業)

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これからの高齢者医療・介護のシンポジウム

2018年4月2日、これからの高齢者医療・介護のシンポジウムに出席いたしました。平成30年4月、高齢者の住まいと生活を“医療”から支える新しいタイプの『介護医療院』という制度が誕生しました。シンポジウムには厚生労働大臣や日本医師会長はじめ全国の医療・介護関係者が出席しました。

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誰もが望む医療と介護の在り方について、それぞれの施設運営者から熱い思いと課題が紹介されました。武蔵野療園病院からも中村院長はじめ3名のスタッフが参加、大変勉強になりました。

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栄養ケアの勉強会

2018年3月27日、ナースが知っておきたい低栄養フレイル対策の勉強会が行われ、当院スタッフ24名の参加者がありました。

健康壽命を伸ばすのは、サルコペニア(加齢や疾患により筋肉量が減少することで全身の筋力低下及び身体機能の低下がおこること)に気がつくことが大切であり、サルコペニアのチェック法。

予防は無理のない継続した運動と栄養管理と話されていました。テレビでも取り上げられる内容であり更にしっかりした知識を得て、栄養管理、高カロリー飲料の使用、口腔機能の維持については、今後の看護ケアに生かしていきたいと思います。(協力:テルモ)

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AED講習会

2018年3月19日、医療従事者のための心肺蘇生法、AED講習会が中野区医師会館で行われました。当院スタッフも5名が参加し、大勢の先生方とともに正しいAED操作の手順を繰り返しトレーニングしてまいりました。

AEDとは、突然心臓が正常に拍動できなくなった心停止状態の心臓に対して、電気ショックを行い、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器(除細動器)です。

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突然の心停止心停止状態に陥った場合、除細動(電気ショックで心臓の痙攣状態を除去して通常の心拍に戻す事)が1分遅れる毎に救命率が10%程下がると言われています。それだけに当院のスタッフも真剣そのものでした。

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今後の当院の看護・介護に生かしていきたと思います。(協力:Taica)

院内研修

2018年2月13日、輸液に使用する医療器材について院内研修を行いました。

模擬血管を使ってサーフローを挿入しました。その他、中心静脈カテーテルについて学びました。

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体位交換・移動のための勉強会

2017年10月19日、当院の褥瘡委員会主催による、体位交換、移動のための介助用具についての勉強会が行われ、看護部を中心に32名の参加者がありました。

今回、紹介された用具はスライディングシート、ハーティーグローブ(介助補助グローブ)の2点で、どちらも患者さんの移動や体位交換時に痛みや負担の軽減、また、介助者の負担軽減が期待できるものであります。

体位交換、移動時の圧抜き、ずれ力の軽減は褥瘡予防(感染症予防)につながり、さらに介助者の労力軽減を実際に体験して、病院スタッフ一同が期待できるものと感じました。

今後の当院の看護・介護に生かしていきたと思います。(協力:Taica)

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